Aikido for Ukraineについて
コロナ禍で活動がままならない2022年2月に報じられたロシアによるウクライナ侵攻は大きな衝撃を私にもたらしました。十数年前からモスクワで講習会を行い、多くの友人がいます。親友とも兄弟とも家族とも思う大切な仲間がいます。講習会の中では、今思えばウクライナからの参加者もいたようです。その時の私には、ウクライナはソ連からロシアになり分かれて言った国々の一つでした。
子どもの頃に見たアニメの一場面で宇宙人が攻めてきて地球軍として全人類が一つになる。というものがありました。まさにコロナという世界共通の人類を脅かす存在と向き合っている中で起きた超大国による侵攻。
そのような時にfacebookで「Aikido for Ukraine」を発見しました。が誰がどのような目的で活動し、どのように支援を届けているのか。皆さんの中にもこのようなことが気になって支援をためらわれている人がいるのではないでしょうか。
幸い、私は信頼する、Jaqueline von Arb女史がこの活動に関わっているといことで昨年より再開した海外講習会での利益の一部を寄付しウクライナの子供たちの現在、未来を微力ですが支援しています。
2023年のスロバキアの講習会にはこの活動をリードしているMartin Frankovic,Ph.D.氏、Mikhail ROGACH氏がウクライナの子供たちを連れて参加をしてくれました。直接、彼らと稽古をし、話ができたことより問題を身近に感じる機会となり彼らの要請を受けこの活動のアンバサダーとなっています。
今、日本国内ではウクライナに関する報道は減り、ウクライナという国は遠い存在に日本ではなってきていると感じます。対岸の火事とはせずに子供たちの将来に皆さんの手を届かせる一助になれればと幸いです。
稽古を通し、戦いは双方に「理由」があるだけでそこに「正義」はないとの思いを強くしています。また、開祖が「合氣道は世界平和の道」と説かれています。この活動は、戦いの理由を押し付けあうのではなく、戦いの直接的な援助ではなく現在から未来に焦点を当てています。そこが私自身協力している大きなポイントです。
なお、リンク先から直接寄付を行うことができますが、わかりにくい方は、直接お預かりすることもできます。お預かりした寄付はJaqueline女史に直接手渡し確実に子供たちの活動に届くようにいたします。
どうぞご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
合氣道佐久道場
有賀要